ふと見上げれば崩れかかっている。
50年前(半世紀!?)は町のお風呂屋さんだった。
1回か2回連れて行ってもらったことがある。2年以上前から寝るときは怪談を聴きながら寝ている。
自分の周りには不思議なことは何もないと思っていた時期もあった。
自分の中では当たり前すぎて(事実だから)不思議なことだと思っていなかったのだ。
今はないが、母の実家は岩改であった。
自分の住んでいる太郎丸も町の人から見ると山の中だが、岩改は本当に山の中だ。
子供の時は年に1、2回泊りに行くことがあり楽しみであった。
そのとき祖母によく言われたものだった。
「あんたは本当は生まれてなかった・・・」
母の実家には、山から水を引いた池があった。
水道もなく水は、その山から引いた水を使っていた。
今から思えばとても冷たく美味しい水だった。
祖母の話によると、ある時、母の姿が見えないと思っていたら池の中に浮いていたそうである。
母が4〜5歳の時。
もう息はなく、それでも祖父は背中に帯で母を括り付けて自転車に乗って町の病院に連れていったそうである。
自転車で20分から30分くらいかかる。
医者は母を見て、もう手遅れだ(死んでいる)ということであったという。
また自転車で母を連れて帰った祖父。
祖母は、さぞ冷たかっただろうということで、布団を何枚もかぶせて暖かくしてやったとのことである。
そうしてみんなで泣いているなか、母は6人姉妹の中の5番目、生き返ったそうである。
あんたのお母さんは一度死んでいた😅だからアンタは本来生まれるはずがなかった・・・という話だ。
posted by tadakov at 05:43| 高知 ☀|
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