2014年09月09日

武器は357マグナム

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携帯が鳴った。
今ミチエ〜ルとスタジオを出た車(セダン)ダッシュ(走り出すさま)ばかりの娘からだった。
「山の上に月が出てきたで・・・」
ドコモポイント




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明日からたろまろギャラリーが本屋「うずまき舎」さんになります。
美味しいコーヒー飲めて揺れるハートステキな本に出会う。

村上さんは午後から7時過ぎまで搬入。
途中一度山に戻ってもう一度本をもってこられる。

紙は重いのだ。

そして本(知識)は紙以上に重くステキだ。


明日の夜は自分の好きな本を語ろう・・・




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『もう年はとれない』ダニエル・フリードマン(創元推理文庫)
毎日「あなたの本が落札されました」とか、購入した本が送られてきている。
ではどんな本を手に入れているかというと、一昨年刊行された文春の東西ミステリーベスト100を参考にしています。
私が今まで読んだことのある本は、その中で100冊あまり(持っている本は120冊余)。
ちょうど国内も海外も半分以上の作品は読んでいることになる。
もちろん内容は殆ど忘れているが(そんなことでミステリー好きとか言っていていいのだろうかふらふら)。
まあミステリー愛好家と自認するのであれば、それくらい並べておかなければだめだろう。
実はそこに出ている本が、本屋さんにあるかと言えば(私が年に何度か参詣に行く高松宮脇書店総本山を除いて)殆と並んでいないという現実があります。
新刊しか置かない本屋さん(特に地方は)、まあ置いているところで200冊の中で30冊置いてあれば上出来という悲惨な状況でございます。
だから私なんか行っても「読む本が無いむかっ(怒り)」などと不遜なことを言ったりするのです。

話は変わりますが、ベスト100に選ばれているからと言って、それが本の絶対的な評価とかではありません。
まあある見方の人気投票くらいのところであります。
100人いれば、100通りのベスト100があり(っていうか、そもそもベスト100なんて選んでないのです)、それぞれがベスト10を選びそれに点を与えてベスト100を選出しているという・・・良く考えたらベスト100にするならベスト100をそれぞれが選んでなくちゃ正確なベスト100なんて出ないよね猫(今気がつきましたひらめき
ベスト100を選ぶなら1000冊くらいは読んでないと・・・せめて500冊、200人以上の作家のものを読んでなくちゃ評価できないでしょう(そんな人そうそういない猫)。

話がまた脱線しちゃうんですが、ミステリーと言っても今や広大な裾野が広がり、本格古典から新本格、パズル、ホラーSF系までいろいろ。
たとえば国内編ベスト10に選出されている横溝正史の『本陣殺人事件』。
映画では何度も見たけれど、せめて読んどこうかなと最近読了。
ちなみに私は殆ど横溝作品を読んでない派(だって面白くなかったもんあせあせ(飛び散る汗)、40年前の話ですがわーい(嬉しい顔))。

今読んでもダメでしたふらふら
特に『本陣・・・』は小説として不完全。
これを未だにベスト10に推す人って悪いけど本あんまり読んでないじゃないexclamation&question

私がビートルズしかダメだって人をロック(音楽)好きじゃない、あるいはロックを知らないと断言するのと同じことですがわーい(嬉しい顔)
ちなみに国内編1位になっているのは、これまた横溝の『獄門島』で、「あなたそのあと、どんな本を読んできたの?」と訊きたい。

ミステリー好きなら、横溝だ、松本清張だ、クリスティだクインだ、ましてや今さら乱歩やコナン・ドイルなって恥ずかしくて言えないドコモポイント
その後に本を読んでないことバレバレです。

いまやミステリーにトリックだexclamation密室だexclamation&question犯人探しだexclamation×2なんて言っているのは、とっても狭い、いや古い見方ですね。

やっぱりミステリーも文学として、物語として良く書けてないもの(リアリティのないもの)はダメでしょう。
そして何か新しい視点の入っているもの、あるいはそう思わせてくれる完成度が必要だと思います。

さてやっと本題の『もう年はとれない』のお話。
主人公は元刑事、今は87歳のくそジジイ。
かつては別にして今はタフガイでもなく、あちこちガタのきた、痴呆も来たかと言われている。
まあこれが、世間知らずの孫と一緒にナチスの隠した金の延べ棒を探すという。
なんと言っても主人公の破天荒さ、会話の妙。ストーリーはちょっと単純。

あとがきで訳者も書いてありますが、高齢の主人公といえば、L・A・モースの『オールド・ディック』を思い出しました。78歳の探偵ジェイクが主人公。
内容はもう完全に忘れていますが、面白かったことだけは憶えています。
本棚から取り出してみると、後ろにのページに傑作印のハンコ。
昭和58年10月27日読了のスタンプがわーい(嬉しい顔)
その隣には1984年6月読了と書いた同じ著者の『ビッグ・ボスは俺が殺る』も並んでます。

『もう年はとれない』も『オールド・・・』にならぶユーモア・ハードボイルドになると思います。
もうちょいですが、まあ楽しく読めました。

(70点)
posted by tadakov at 23:58| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする