
ミチエ〜ルと本屋に行き2冊を手に取りレジに行こうとすると

「ほんとに読むの?読む時間あるの?」と訊かれる

なんか急に面白くなくなって本を返す。
人生いったい何冊の本が読めるのだろう。
明日から写真が撮れなくなっても生きていけるだろう、でも本が読めなくなると生きている楽しみはなくなっているだろう。
『運命』ロス・マクドナルド ハヤカワミステリ初版は1958年8月31日発行。
これは2005年7月15日6版発行のもの。そんなに読まれた本ではない。
最近古い本でも新訳になったものは読み返してみよう思っている。
この翻訳もかなりひっかかるところがある。
たとえば
その自動車は前からそこに駐車しているのではなかった。もし前からいたとすれば気がつかないはずはなかった。新しい寺のステーション・ワゴンで、ホールマン農場に行ったときに見かけた自動車によく似ていた。唐突に出てくる「新しい寺のステーションワゴン」って何だろう?
想像がつかない。
ここに寺(寺院)なんて出てこないし、教会の誤訳か、自動車メーカーを直訳したものか?
いったい何を「新しい寺」と訳しているのだろう。
原文を見てみたい。
またタイトル『運命』は原題『THE DOOOMSTERS』で、本文中「運命の司」と訳している。
どうも意味が分からない。まあ日本語にない意味なのかもしれないが

訳がしっくりこない。
それにしても久しぶりに読んだロス・マクドナルド。
ポール・ニューマンの主演映画『動く標的』原題『The Moving Target』が公開されたのは1966年のことである。
もちろん私が見たのはTVで。
『新・動く標的』は公開1975年だから映画館で見たかもしれない。
懐かしい・・・というか、奥さんの小説『まるで天使のように』は今でもまったく色褪せてなかったが、こちらは50年隔世の感があった。
原ォ『そして夜は甦る』の推薦がなければ読んでなかったに違いない。
でも末巻の都築道夫の解説を読んだだけでもよかった

次回は長年本棚に積んであった『さむけ』を読むかな〜

もうちょっと寝かしておこうかな〜。
60点
posted by tadakov at 23:58| 高知 ☁|
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