小さな13号台風は沖を通っていったらしい。
お昼久しぶりにうずまき舎へ。
張ってくれたタープの下で千代さんのおにぎりと卵焼きを食べ、コーヒーを飲みながらキングの『ミスター メルセデス』を読む。
気温は高かったが涼しく気持ちよい風が吹いていた。
あっという間に過ぎていった8月。
日々に追われて過去最速だった。
こんなに写真を撮らなかったのも記憶にない。

ジョイランド (文春文庫) -
『ジョイランド』スティーブン・キング
数日前例によって娘が夏休みの読書感想文を徹夜で仕上げたらしい。
本はなんとカフカの『変身』。
え〜、なんで?って訊くと短いお話しだから・・・(^_^i)
「お父さん、読んだことがあるの?」
と訊かれて、う〜ん、覚えているのは朝起きたらでっかい毒虫になってたという、だれでも知ってる部分だけののだ。
じゃあ面白かったか?
確か、面白いとか、面白くないとかいう話じゃなかったということぐらい。
もちろんラスト、どうなったかなんて記憶にない。
本好きなのにまったく読んだものを覚えてない。
そういう人間なのだ。
もちろん感想文などは大の苦手。
娘のことを怒る資格はない。
さてこのキングの新作。
ひと月あまり前に読了したのだが、もうちゃんと説明できない。
キング初心者はどう思うかしらないが、まあ普通、普通に面白い。
期待をすれば肩透かしを喰らわされるが、そうでなければ『スタンド・バイ・ミー』の気分を少し味わえるか、くらい。
キングを長年読んできた読者からすれば、辛い評価をしてしまう作品でした。
まあしかし依然創作意欲が衰えないとこは、相変わらず凄いなあ、と感心せざるを得ません。
(70点)