
脳みそは急速に皺が無くなっており、物忘れは驀進中!
もうとっくに諦めていた公会堂の鍵が出てくる。
考えられる所は全て探して一か月半・・・そもそも前日夕方使って翌日夕方見たら消えていた。
大雨警報の夜だったから鍵を持ってウロウロすることは無かったし(そもそも地区の大事な鍵だから使ったら元に返すだけ)
最近物を無くしたら、まず探さないで考えるという方法に変えてる(探すと見つからない)
そもそも無くしようがないのだ。
最後には誰かに盗まれたと思ったり(こんなことを考え出すと痴呆は近い)。
結果一月半後に洗濯しようとした短パンのポケットから出てきた。
もちろん最初に何度も探した場所からである。
大雨が続く時だったので普段履かない短パンをその夜だけ履いていたのだ。
もちろんそこも一番先に探している。
前の日に履いたなんて思ってなかった。
思うに世の中に不思議なことはない、不思議なことほど、一番シンプルなことを選択枝から外してしまうからだろう。
思い違いである。
とりあえず本当に無くすほどバカにはなっていなかったらしい。
いやこっちの方がよっぽどバカか?

発火点 (創元推理文庫) - C・J・ボックス, 野口 百合子
何年も前から気になっていた(一二冊は購入しているが読んでいなかった)作者の本。
最新刊を手に入れて読む。
申し訳ないが今までは装丁がひどかったのと出版社が講談社だったからというのもある。
今まで何度講談社の惹句に騙されたか、講談社、小学館のミステリーは基本は評価を信じない。
もちろん装丁も重要である。
残念ながら講談社文庫にはセンスがない。
かつて読んでいた新潮文庫の海外ミステリも読まなくなって久しい。
20年近く読んでない気がする。
レベルが落ちたのだろう。
それはそれとして、これは面白かった。
冒険小説的な単純な流れの中にもしっかりミステリーの要素も含まれている。
私のように頭の中空っぽで読む読者には十分である。
三流役者を並べずに是非映画化してもらいたい。
(82点)