娘が庭の方から叫ぶ『下りて来てえ〜

』。

「なに〜

」
『とにかく下におりてきて〜

』

「理由を言いなさい

何の用なの

」
『え〜き、おりてきてぇ〜

』

「ん、とにもう、忙しいのに

」と言って下りていったミチエ〜ルが
「おりてきてぇ〜
」
「ん、とに

」
で、下りていくと

@
である。
拡大すると・・・

A
小さな蜂に似た虫が、蜘蛛を運んでいた。
オシリの先がオレンジ色。あまり見た記憶のない虫である。
それが自分の重量5倍ほどはあろうかという蜘蛛を咥えて壁を登っている。

B
いったい何をしているのか?
見る間にどんどん上っていく。

C
しかし、木の部分では悪戦苦闘なのだ

蜘蛛の爪が木に引っかかるのである。
何度も下がったり上がったり、引っ張っては緩めの繰り返しで、爪を木から剥がして上っていくのだ

私たちは、とにかくそのがんばる様子を見ていたのだ。
この際、蜘蛛が気持ち悪いだの、蜂が怖いなど忘れている。
その虫がいったい何をしようとしているか、固唾を呑んで注視していたのだ。

いやあ〜正確には、私たちの足元で全然この状況に無関心でいたヤツがいたことも記しとかねばなるまい

そしてその蜂は、かなり高いところまで蜘蛛を咥えて行って・・・ついにはクリフハンガー状態に


D
えらいというか、スゴイというか・・・もうここまでくると、思わず「がんばれ〜

」って声をかけずにはいられない。
しかし・・・

E
ついにはチカラ尽きて・・・落ちていきました


F
傘の中へ・・・。
さて、そこでやっと私たちは我に帰り、この虫は何をしようとしていたか? それを考えました

で庭の六尺脚立を持ってきて、その蜂が上ろうとしていた軒のしたを見たのです。

G
すると小さな、直径5cmあまりの泥で作った巣を発見しました。
そこに死んだ蜘蛛を餌として運んでいたんですね

傘の中から救出してやると、またその蜂は一から始めました。

H
ドロバチの一種なのでしょうが、調べても何といういうハチか分かりません(ジガバチに似てるような気もしますが)。
今は結構ハチの活動期みたいですね。
最近の前撮りでもいろんな蜂が冬を前に蜜を漁っているのを見ました。
まあそれに比べてほとんど活動していないヤカラもおりますが


30分後見ると蜂も蜘蛛もいなくなっておりました。
無事に巣まで運んだんでしょうか?
蜘蛛の中に卵なぞを産み付けるのでしょうか?

「あっ、そうだ

」 働き者のハチ君に言うの忘れてましたが、あの蜘蛛、昨夜私の仕事場に上がる階段にいて殺虫剤で攻撃したヤツのはず

あのう〜、その殺虫剤の成分が、通常食用レベルの3万倍分くらいは、沁みていると思われますが、大丈夫かな〜

ハチ君の無事を祈る次第であります。
合掌。

あ〜、ちなみにこのハチの名前がお分かりの方、お知らせください。
よろしくお願いいたします。
posted by tadakov at 23:58| 高知 ☀|
Comment(8)
|
TrackBack(0)
|
今日の写真
|

|