2017年09月18日

夏の出来事

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「狡知にたけたネコ型生命ケアル・・」そこで少し笑ってしまうのだが、ふと「オールタイム・ベスト級の傑作宇宙SF」という惹句にひかれて手にする。
名作傑作という言葉に弱いのだ。
だからむやみにそんなことを言ってもらっては困る。
そんな傑作だったのなら若いころ読んでいてもおかしくなかったのだが、1964年刊のA.E.ヴァン・ヴォークトの『宇宙船ビーグル号の冒険』
もちろん私が当時中学生のころなら(1970年代か)楽しく読めたかもしれないが、今となっては難しい。
50ページで止める。
オールタイム・ベスト級ではない。

最近つくづく思うのだが、よいものは時代を超える。
その時代だけに輝きを放つものは単なる流行である。
それが悪いとということではない。
そういう事なのだ。

時代を超えるものってそうそうはない。

レコードクラブで委員長が持ってきたLP、ビートルズの『ラバーソウル』を聴きぶっ飛ぶ。
改めてビートルズの凄さを知ることになる。
今だから余計に感じることがある。
ジャケット写真の良さ。
モノラル録音の素晴らしさ。
ステレオの方がいいと思い込んでいた私には目から鱗。
もちろん楽曲の素晴らしさ、曲順。
A面B面。
まさに名曲、傑作アルバム、名盤である。
さっそく同じものを購入聴いている。

これが1965年にはつばい発表されたもの。

まったく古くはない。

むしろ輝きは増していると言っていい。

わたしは子供のころ、ロックを聴きながら自分も大人になったら演歌やジャズが好きになるのだろうか?と思っていた。
そうじゃないんだね。
演歌が好きな人は最初から好きなのだ。
わたしは未だに演歌や「日本人が好きなジャズ」が好きにはなれない。

話はそれたがオールタイムベスト級というのは、そういう時に使う言葉である。

『この世の春 上下』宮部みゆき
期待はずれ。
なんというか物語が平板。
作者ならもっとうまく出来るだろうに、と思うのだが。
新潮社の売り方にも問題あり。
装丁もだめ。
(60点)

『フロスト始末 上下』R.D.ウィングフィールド
この本の出版を何年待っていたことだろう。
著者は2007年この本が出版される前に亡くなっている。
だからもうこの作者のフロストシリーズは読むことができない。
ただ遺族の許可を得てジェームス・ヘンリーという作家が、シリーズを再開したという朗報もある。
シリーズ全編無類の傑作。
笑いし、涙し、少し寂しく、哀しい。
また時間があれば読み直すことにしよう。
(あえて100点、点が付けられないのだ!)


この夏何をしたのか思い出せないくらい忙しかった。

一反の畑を鍬一本で耕し、その他の事情で両腕を壊しカメラを持つのも苦しい。
左足中指は床の箱にぶつけヒビが入る。
放置しているがそろそろ治るはずである。
靴を履くとまだ痛みが・・・ヒビが入ってからは3度革靴を履いただけ。
あとは全てスリッパ。
8月お盆過ぎについに大型プリンターを導入。
A0でスタジオに写真を飾ると自分の写真が見えてくる。
8月下旬にTV局の突撃取材があり、9月に入ってもカフェは忙しい。
でもこの台風の後は落ち着いてくるんじゃないだろうか。

あと何があったんだろう?

そうそうHanakoというそれなりに名前の知られた雑誌の表紙にかき氷の写真が載る。
娘が見つけ「これウチの器じゃない?」と怒る。
そこに載った器は紛れもなく私の器だ。
正確にいうと、私とミチエ〜ルが高知在住の作家さんに頼んで制作してもらったラフディップオリジナルのかき氷用の器なのだ。
もちろん載っているのは、他のかき氷屋さんのオリジナルの器としてなのだ。
その新参もののかき氷屋は、そうそうたるかき氷さんと並び、主役で特集されている。
ちょっとおかしいんじゃないの?って話だが、まあいい。
事情はここに書くと長い話になるので割愛。

ウチはすでに県内では、かき氷屋と認知されてしまったけど、そうじゃない。
ラフディップは写真スタジオでそこに併設されているカフェのかき氷が少し有名になったというだけである。
あくまで、かき氷屋さんではない。

写真もかき氷も作るならオリジナルなものを目指しているだけである。


夏は過ぎてまた新しい季節がやってくる。

カフェの方も客層が代わり、ゆっくりしたいお客さんが帰ってくる。
本来のカフェに戻ってくる。
ところがミチエ〜ルは次々に新しいかき氷のアイディアが浮かんでくるようになったらしい。
オリジナル限定かき氷が順番待ちである。
その中には究極の(私が今まで食べ歩いた中で一番美味しいってだけですが)お茶かき氷が入ってます。

ますますかき氷屋専門店と思われるラフディップ、ではある・・・(^−^i)

posted by tadakov at 04:17| 高知 ☔| Comment(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

逆襲の地平線

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友人の父の訃報とミチエ〜ルのちょっといい話、どちらも驚くことが同時に入ってくる。

この間あったときには、笑い話のようなとこ言ってたのに突然である。



逆襲の地平線 (中公文庫) -
逆襲の地平線 (中公文庫) -


『逆襲の地平線』逢坂剛 中公文庫
2008年に出されていた新潮文庫版よりこちらのほうが、装丁がいい。
絵がいいのだ。
また前巻の『アリゾナ無宿』より少ないが、中に挿絵が入っているのもいい。
アリゾナよりも少し登場人物が増えて次も楽しみなのだ。
逢坂の作品は外国を舞台にしたもののほうが面白い。

(82点)


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2017年03月12日

アリゾナ無宿

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明日の卒業式撮影の段取り。

中学校を見に行く。


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学校も明日の準備中。

ヒナ段の数をそれぞれ拾い車に乗せる。

撮影スタッフが2人だけとなりなかなか大変である。



アリゾナ無宿 (中公文庫) -
アリゾナ無宿 (中公文庫) -


『アリゾナ無宿』 逢坂剛 中公文庫
ミチエ〜ルに頼まれて買い出しに行った先サニーマートにある本屋さんにふらっとよったら発見する。
なんか昔に読んだような気がしたのだが、内容は思い出せず。
ただ同時に並んでいた『逆襲の地平線』が未読なのは確かである。
そして近く刊行されるという『果てしなき追跡』う〜む読まずにいられない。
まあそれとカーバー絵がなかなかいい。
賞金稼ぎ、ガンマン、サムライ、16才の少女のトリオの物語とくれば、おなじみの色物のようなウエスタン。
その設定だけでニヤついてしまう。
ウエスタンといえば昔読んだトニイ・ヒラーマンの西部もの、近年といっても10年近く前に読んだスティーブ・ホッケンハイムの『荒野のホームズ』以来である。というかそれしか、思い出せない。
両方とも取っ掛かり我慢が必要だが、面白かったことは記憶にしている。
ちなみに2作目の『荒野のホームズ、西へ行く』は何度も途中まで読んでは挫説。
確か3作目も出ると言っていたのにハヤカワポケミスのほうも前作が売れなかったせいか止まっている。
『荒野のホームズ』は推理好きの兄貴と弟のやじきた道中記でした。
さてこちら『アリゾナ無宿』の方は、最初ガマンしなくても、いきなりアクションから入ります。
なんも心配いらない安心の娯楽作。
TVの時代劇のようなものです。
なんか気ぜわしい今日この頃、インナートリップにはもってこいの作品です。
楽しめました。
(80点)


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2017年03月08日

天狗さんとウサギさんとじいじ

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香川から友人家族が来てくれても

途中撮影が入ったり

お通夜に行かなくてはならなかったりで

落ち着いて話もできなかった。



世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話 -
世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話 -


『世界の夢の本屋さんに聞いた素敵な話』ボブ・エクスタイン
数年前から世界の本屋さんに関する書籍が、出ている。
それも美しい写真で。
値段もすばらしいのでなかなか買えない。
そこにこの本を見つけた。
写真には一家言あったりするのだが、イラストはもう見れば。
このイラストが素晴らしい。
特に夜のイラスト。
もうこれを見るだけで幸せな気分に浸れる。
この本には世界の書店と一緒に日本の神保町の古本屋も出ている。
残念ながらそれは特定の本屋さんではない(少なくとも本屋の名まえは出てない)が、今度上京したおりには久しぶりに覗いてみたいと思わせるのである。
本も好きだが、本屋さんも大好きなのだ。
フランスに行った時も一軒だけ本屋さんを見つけ入った。
そこは本屋というより雑誌中心の小さな店だったけど・・・それでもなんか楽しかった。
幸い地元には山の上に素敵な本屋うずまき舎がある。
幸せなことだ。
(95点)


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2017年03月07日

突変世界

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朝一スタジオでWEB用のポートレート撮影。


午後歯医者に行く。


腫れは治まったが、今回なかなか痛かった。




『突変世界 異境の水都』盛岡浩之 徳間文庫

前作『突変』が面白かったので手にする。
しかしなかなか読み進まない。
途中他の本を読んでいたのだが、やはり予感はあたる。
異世界に転移した人々の群像劇になっているのだが、物足りない。
登場人物どれも書ききれていない。
なんとか惰性で読み終る。
(65点)
点は甘すぎか?







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2017年02月26日

セル

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お見合い写真と披露宴を撮影して昨日見た『ララランド』の口直しに『CELL』を見に行こうと
思っていたのだが、次の日が前撮りだということもあり断念。

まあそれより『ララランド』の口直しには無理じゃないかと思ったわけだ。

言いわけするのではないが、どうして原作を読んでなかったのか、また記憶になかったのかというとキングに幻滅していた時期だったらしい。
そもそも私はキングのフリークではない。
単に面白い本が読みたいだけなのだ。

そういう点でいうとキングには、駄作と傑作の差が激しい。
というか、7割は駄作である。

2割5分が普通。

そして残りがいいものである。

そんな作家もめずらしい。
普通大作家ともなれば、それなりの水準の作品を出すわけだ。
キングは違う。
『グリーンマイル』や『刑務所の中のリタ・ヘイワース』『ゴールデンボーイ』も書けば、その他目も当てられない作品もごろごろ。
最近でも『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ』にはがっかりし、ミステリに挑んでエドガーを貰ったという『ミスター・メルセデス』もミステリとしては大したことない、むしろ凡作。


セル〈上〉 (新潮文庫) -
セル〈上〉 (新潮文庫) -
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57) -
セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57) -


で、『セル』新潮文庫。
ヒットしなかったのもうなづける。
これをどううまく映画化してもヒットは難しい。
ちなみにキングの作品で高評価された映画は3本ばかりでその他の映画は『シャイニング』をはじめ駄作とされている。
ちなみにキューブリックの『シャイニング』は、あまりに酷いとキング自身がリメイクしている。
リメイク版はストーリーは原作に忠実だが、俳優陣、映像はB級である。

またキングはよく他の作家の小説も読み。
オススメ印を出しているが、これもけっこう眉唾である。
わたしはある時から帯にキングの献辞を引用している小説は読まないことにしている。

ああで、『セル』の話。
時間に余裕のない方、読む必要なし。
キングの著作にこれが含まれていると認識していなくてもいいような作品です。
(45点)

ちなみになんで映画『セル』が記憶になかったかというと、昨年米国でもまったくヒットしなかったからですな。
『ララランド』は昨日最終の回なのにお客さんが、けっこういて驚きました。
もちろんこれも駄作(と言ってしまおう)。
これをいいという人は、普段映画を見ない人か、ミュージカルならなんでもいいという人たちでしょう。
話は脱線するが、なんで今さら『セル』を公開したのだろう。
私のような記憶力のないバカにまた新潮文庫を読ませるためだったのでしょうか?
ほんらいならビデオ直行のやつじゃないでしょうか?
見てないんだけど・・・

最近ホントにいい映画がかからない。
オモシロいやつが、ないわけではないのに。
シネコンのせいでしょうか、どこも同じものばかり。
偏ってる。

たまに東京に行ったときも同じなのだ(ホテルのヨコにあるシネコンに入るのだから同じわけだ)。

昔はもっといろんなものが上映されていた気がする。


なんかおかしい・・・この国は

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2017年02月22日

ゴールデン ゴールド

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第一幼稚園に残りの個人写真を撮影に。


新しい道ができている。


撮影の帰りにロイヤルニボシコーヒーに。


美味しいコーヒーを飲みながらしばし読書。




最近というかもう何年もマンガ雑誌を手に取ることがないので知らなかった。
堀尾省太の新刊が出ていた。
もう2巻目。
『ゴールデン ゴールド』講談社
いやあ、面白い。
決して絵は上手くないのだが、独特の世界。
話がどうなっていくの分からない。
次が待ち遠しい。

(90点)





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2017年01月28日

狂気の山脈の上から

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田辺剛の『狂気の山脈にて2』が届く。



狂気の山脈にて 2 ラヴクラフト傑作集【電子特典付き】<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -
狂気の山脈にて 2 ラヴクラフト傑作集【電子特典付き】<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -



薄い。

あと40Pほどほしいところだが、何はともあれ読めて幸せ。

ラヴクラフトの小説がどんな絵になって甦るか?

楽しみでたまらない。


原作を読んでいてなお面白い。

物語は異常な緊張感で進んでいくのだ。



次号を首を長くして待つしかない。

すでに傑作。



++++++++++++++++++



おなじような緊張感のある話を続けて読んでいくと
どっかで気を抜かなきゃやってられない。
ここらでなんか違うものをとふらふら、してると一月くらいあっという間に過ぎるのだ。

読みかけの

『あなたの人生の物語』テッド・チャン
『はだかの太陽(新訳版)』アイザック・アシモフ
『火星年代記(新版)』ブラッドベリ
『スキャナーに生きがいはない』コードウェイナー・スミス
『宇宙飛行士ピクルス物語』レム
『20億の針』クレメント

を手にしてぐるぐる。

どんだけ読みかけなんだ!

次にすぐに入れないところが、苦しい。


ちなみに名作と誉の高い『あなたの人生の物語』はSF映画『アライヴァル』(いやあ、なんかタイトル変わってた気がするのだが・・・)となって今年公開予定です。





わたしはこの物語、落ち着いて読むことができずに、ピンと来ませんでした。
他の作品ももうひとつ好みではないかもしれません。
というか毎日なんかに追われていると刺激のある物語じゃないと届いてこない。

だから読みかけで終っているんだなあ。



一週間ばかり休みをとって南の島で読めば・・・そんなこと一生ありません。


『突変世界』は車の中に置き忘れて

結果今は『スローターハウス5』カート・ヴォネガット・ジュニアのこころだ。


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2017年01月27日

突然ですが・・・

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歯の調子が悪い。
先生によると体調が悪いと歯茎の腫れも・・・というが、もはやどっちがニワトリで卵かわからない。
順調に完全無欠の不摂生な生活を送っていることで、両方ともよくならないことは確か。
困ったもんだ。

歯医者に仲良く夫婦で通って帰りに初めてのカフェによって朝昼兼用のランチ。

最近時間があればついでにカフェ探訪してます。
日ごろ自分とこだけを見ていては、なかなか至らないとこ、いいとこを見逃してしまうのだ。
人のふり見て我がふり直せということです。

余りに私らが怪しかったのか、帰り際ミチエ〜ルはお店の人に「飲食関係の人ですか?」問われたそう。
思わずたじろぐミチエ〜ル。
私たちは偵察にいったのではなく、お勉強で回ってるだけですき!!
会話の内容はうちの店のことですから、悪口言ってたわけではありません(誰に言いわけしてるのか)。

ウチのカフェに帰ってみれば、ソファ席を陣取ってオシゴトされてるお客様。
途中でノートPCのバッテリーがなくなったと言って線をつないで5時間・・・うちで打ち合わせに、読書、そのほか友達と井戸端会議、大いにお使いいただいて構いませんが、物事には限度というものがあります。
このことは居心地最高のカフェだったと解釈させていただいて忘れましょう。


最近本を買うときは、なるべく解説や批評、紹介文を読まないことにしてます。
その代わり新刊紹介本やベストテン本は大好きで買います。
要はどんな本が紹介されているかが大事で、紹介されている本の中身は知らないようにします。
だからそんな本は、斜め読みっていうか、飛ばし読みですね。
特にあらすじに触れる部分は、読みません。
そうやって本を選んでいくととっても面白いです。

問題はそうやって読みたい本と読める本の差が10倍くらいあるっていうのが悩みのタネ。
でも人生短し、読めるうちに読むのだ!

ということで久しぶりに本屋に行って見つけた本。
最近は8割方ネットで新刊や古本を購入なのだ。
だって圧倒的に本屋さんにない、というか楽しい本屋さんがないのだ。
問題は書店員さんなんだろうね。
あ、言うまい言うまい。

話は戻りますが、そんな本屋さんでも「え、こんな本あったけ!?」っていう本に出合うことがあります。
『突変』盛岡浩之(徳間文庫)
第36回日本SF大賞受賞作だったんですねえ。まったく知りませんでした。
読んでたかもしれないけど、忘れてました。


突変 (徳間文庫) -
突変 (徳間文庫) -


Amazonで評価を見てたら絶対にポチッとしなかった作品。

本屋で手に取ったから買った作品です。
結果からいいましょう。
面白い!
ジュール・ベルヌを続いて何作か読もうと思ってたところにこれです。
地底世界から突変世界へでございます。
冒険からパニックへです。

読み終わってから初めてAmazonの評価を見たのですが、散々ですね。
☆が一つとか、二つの評価ばかり。
申しましょう。
間違っています。
その方たちは、その他のものの評にもほとんど☆か☆☆。
そういう人がなぜか集まっているんですね〜。

人物描写が浅い?
ありきたりのストーリー?
キングと比べて?
申しましょう。
パニックもので過剰な人物描写に枝葉ばかりのキングよりずっとスッキリ読めます、必要十分。
登場人物にアホ過ぎて感情移入できない?
今の日本、こんな人ばかりじゃないか。
むしろ普通でとてもリアリティがあります(だから感情移入できなかったんだな)。
700ページなのにスピーディ。
キング2000ページにどんなに苦労させられることか。
そしてこのお話は単に3日間の出来事。
これから壮大な『突変世界』の序章と考えれば、わくわくします。
もちろん一つのエピソードとして完結しています。
悪意ある評価が並んでいるか、読み手の問題と考えられます。
読む人にも想像力が必要だということを忘れていると思われます。
本の楽しさは字面を追うことではありません。
映画のようなわかりやすい描写じゃないと耐えられない人、分からないという方。

ということで困ったもんです。

私の好きな異世界の生物も程よく出てきて暴れます。
そして新刊『突変世界 異境の水都』が出ております。
だから本屋に並んでたんだな〜。

『海底2万里』ちょっとお預けでございます。
おすすめ。

☆☆☆☆(82点)

posted by tadakov at 20:28| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

地球の中心への旅

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小学校からかかってきた電話で急遽バスケットボールの撮影に出動。

普段行ったところのない場所で良かった、経験値アップ。



買い換えたスマホが、買い換える前よりも調子悪い。

電話中プチプチ切れる。

かかってきた電話名が勝手に別人に切り替わる(AさんがCさんという名前でかかってくる)。

auショップに行くが30分待っても無視される・・・帰りました。



気分を変えて・・・娘夫婦と家族6人で食事。

仲良く元気そうでなにより。

最近焼肉を食べると消化不良を起こす・・・困ったもんだ。



傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4) -
傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4) -



『傷だらけのカミーユ』ピエール・メルトール(文春文庫)
一昨年だったか近年珍しく強烈なインパクトを受けた『その女アレックス』の作者のシリーズ3作目。
あまりに個性的だったので2作目(実際にはこれが1作目で『アレックス…』が2作目)の『悲しみのイレーヌ』を遠慮してたのだが、昨夏読了。
2作目を先に読んで1作目に帰ると必然的にネタバレになってしまうのだ。
私の場合読み終わった途端に内容を忘れていたりするから大丈夫だと思ったのだが、さすがに無理でした。
でもなかなかミステリー好きをくすぐる内容で楽しめたのだ。
翻訳が出版順になっていれば、もっと楽しめたに違いない。
ということで3作目も読むことに・・・
いやあでもこの作者うまい。
読ませる。
途中でガラッと風景が変わるのだ。
前に帰って読み直すことになる。
別の作品『天国でまた会おう』をばあちゃんに読ませたのだが(ばあちゃんは私を上回る読書家なのだ)とても面白かったと言っておりました。
(80点)



地底旅行 (岩波文庫) -
地底旅行 (岩波文庫) -



『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ(岩波文庫)
ラヴクラフトを読んだことから今さらのジュール・ヴェルヌなのだが、改めて傑作。
原著は1864年に出版されたものだが、まったく古くない。
またリウーの挿絵が素晴らしい。
この挿絵を見るだけでも買う価値はあります。
もっと大きな本でこの版画を見たい。
原著は豪華本だそうです。
パリにはジュール・ヴェルヌ専門店が今もあるとのこと。
でもこの解説20年前だから、どうかだけど、それだけ今も人気あることは間違いないみたいですね。
読書の楽しさを教えてくれる数少ない本のひとつ。
古典SFの中でも未だに高い評価を得、ジュール・ヴェルヌの最高傑作と言われている本書、それが今読んでも面白い。
こういうことなかなかないのです。
ということは本棚のどこかに積んである『海底二万里』を探し出して読まなきゃいけないですな。
後半語り手アクセル(言わばC-3PO)の何処までもネガティヴな思考に辟易しながらもリーデンブロック教授(ハン・ソロ)の冒険心と無口なハンス(チューバッカ)に助けられ読めました。
読むならこの挿絵入りの岩波文庫版をおすすめします。
挿絵プラスで(100点)

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2017年01月17日

不朽の

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ミチエ~ルと「夢の温泉」に行く、そして「古古」でランチ。

聞こえはいいかもしれないが、二人とも体調がよくない。

表向きスタジオは定休日なので昼自由にさせてもらう。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++




『さらば、荒野』北方健三(ハルキ文庫)
いまさらと言われるかもしれないが、そうなのだ。
読んでなかったのだ。

コシマキの惹句。
<眠りについたこの街が、30年以上の時を経て甦る。北方健三ハードボイルド小説、不朽の名作!>



さらば、荒野 ブラディ・ドール (ハルキ文庫) -
さらば、荒野 ブラディ・ドール (ハルキ文庫) -



不朽の・・・という言葉に弱い。

で次の本までに買ってしまった。

本中毒って一つの本が読み終わったとき、次の本が無いって困るのだ(本当は読むべき本がいっぱいあるのに)

さて内容は、30年前に読んでたらもう少し評価していたかも・・・

日本の作家がハードボイルドに憧れて書いたありそうな(でもない)架空の小説。

特に拳銃がいっぱい出てくるところに冷める。

あの当時も今もそんなに撃ちまくる話はないのだ。

ハードボイルドというスタイルに縛られた作品。


今読んでいるのは『地底旅行』150年前の小説。

古くない。

これこそ不朽の名作だろう(読み終えてないけど)。


75点



北方はこのあと傑作、名作を著している。
posted by tadakov at 23:58| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月12日

♡クラフト

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やっと『ラヴクラフト全集4』を読了。

まあその間にいろんなものを拾い読みしてたからでもあるが、とても面白かった。
『宇宙からの色』『狂気の山脈にて』は言うに及ばず、話の筋が見えていても面白い『冷気』映像が目に浮かぶ。
でもやっぱり探検物はワクワクする。『狂気の山脈にて』はその最たるものです。
中学生の時にこれを読んでいたら人生変わっていたかも・・・です。
古典過ぎてスルーしていたヴェルヌの『地底旅行』を読みたくなりました。
数年前に夏休みの読み物として娘に買った『海底二万里・上下巻』も積まれたまま。あまりに有名過ぎて、また子供の時に子供向けの本を読んでしまったり映画化されたものを見たりしたせいで読んだつもりになってるんですなあ。
今でも10歳までに読んでおく本としてジュブナイルが紹介されているけど、それがいかんのかも。
小学高学年から中学の間に原書翻訳されたものを読むのが正しいのだ。
だって今読んでも面白いのだから・・・残念である。

で☆の話。
よくいろいろなものが☆で評価されてるけど、あの☆っていったい100点満点として何点のことなんだろう。
またそれって共通認識されているのだろうか?
この『ラヴクラフト全集4』をAmazonのカスタマーレビューで見ると平均☆4つ(5つ満点)。
たとえば☆5つは何点か?
私の感覚では

☆5つ 95〜100点
☆4つ 80〜94点
☆3つ 70〜79点
☆2つ 40〜50点
☆1つ 0〜39点

くらいかなあ。
お気づきかもしれないが、私の感覚に60点台は無い。
そもそも60点台のものに興味がないからというのと(60点と分かって読むなら30点以下のものに何か発見するものがあるかも?)☆5つのおおざっぱな分け方だと60点台は私の感覚では抜けるのだ。
また基本満点じゃないと☆5つは付けない。
だから☆5つは数年に一冊ぐらいしか・・・というかここ数年☆5つなんてものを読んだ記憶がない。

そもそもこの☆を点数換算するからおかしいのか?
☆5つ 絶対読むべし!傑作
☆4つ 面白かった
☆3つ 普通(時間があれば、好きな人は・・・でもそんな時間はないよ!)基本スルー
☆2つ 悪いこと言わないからやめとけ!
☆1つ 金返せ〜!!

このくらいか。

でもとても曖昧。
私にとって100点と95点は天と地ほどの開きがある。
100点満点でも中には満点と150点あげていいやつと点数が付かないほどの本、(自分にとって名作や金字塔は点がつかない)があったりする。
逆に傑作や最高傑作には普通に点が付く(100点以下)だから面白い。

そもそもアートには点が付かない。
ゴッホの『ひまわり』やピカソ『ゲルニカ』点をに付けるのはバカだし・・・
だが私の写真作品に65点とか言われても「な〜るねえ」(^−^i)なんて頷いたりしちゃうのは、そもそも作品(品質)じゃないからなんだろう(泣)
そこはゴッホも生きているうちは評価されなかったからと逃げておくことにしているのだが・・・

そうかあ、商品には点をつけていいのか!
アートに定価はないのである。
だから点数もない。
原価計算もない。

まてよ!
よく商品に付加価値を付けて・・・などというが、基本、商品には付加価値がないものだから「つけて」などと言うのだ。
逆にアートは付加価値の塊、人間の思い込みの塊だと言っても良い、時代によっては評価が変わったりする。
だから極端なくても生きてはいける。
しかしなくては人生、生きている意味がない。

今日は頭使ったわ〜

脱線しましたが・・・

だから点数の方が分かりやすいのだ。
もちろん、人はそれぞれ感じ方が違う。
だから同じものを読んでも好き嫌いは分かれてくるのだろうが・・・
ただレビューって厳密には感想じゃないと思う。
評価。
だから好き嫌いで点数や、少なくとも好みは極力排除してそのものの良し悪しを決めなきゃだと。
その点でいうと本ならその内容で評価すべき。
自分の読解力(読解努力としようか)を置いといて、翻訳本の翻訳の出来で大きく評価を下げるのは間違い。
あくまで翻訳は映画の字幕くらいの気持ちで受け止めるおおらかさが欲しい。
また好き嫌いで評価をするのは、単なる個人的感想(気持ち)だし(このサプリメントを飲んで元気になった気がします!!ではいけない)。
この商品は迅速に配送、丁寧な応対で・・・は、本の評価じゃなくて業者の評価。
もちろん送ってもらったカヴァーに傷がで☆2つは、別の場所で言え!である。

まあものごとは、どこまで言っても個人的感想ではある。
そこのとこは踏まえといて、それでも評価評論にあたるレビューを人は望んでいるのではないだろうか?

ちなみにAmazonの場合レビューをしている人のその他のレビューを見てみましょう。
そうするとその人の傾向が分かります。
役に立ったお客様の人数では、全くあてになりません。
あと私の経験上から☆5つと☆2つ以下の人のレビューは読まなくていいと思います。
極端に長いレビューもスルー。
作品のあらすじや説明は、不要。
作品のあらすじを聞かなかったら100倍楽しめた本ってあるでしょ。
中にはクライマックスを除いて全部説明してあるものもあるよね。
6割引きで売ってくれ!です。

私が知りたいのは粗筋じゃない。
面白いのか、傑作か、普通か、あと点数。
なるべく内容(ストーリー)にかかわる情報はいりません。
著者情報はありかも。

また脱線。


というところで私はやっぱり☆ではどれだけ面白いのか、あいまいでわからないのだ。
だから点数。


ラヴクラフト全集 (4) (創元推理文庫 (523‐4)) -
ラヴクラフト全集 (4) (創元推理文庫 (523‐4)) -

『ラヴクラフト全集4』は、少々読みずらい。
宮部みゆきのようには読めません。
文章が硬い。
気温が華氏表記されている。
これは℃で訳してくれないと日本人には分からない。
使いつくされたホラーの原点だから中身はオーソドックス。
『狂気の山脈にて』や『宇宙の色』は忠実なマンガでストーリーは分かっている。

それでも95点でございます。


少年の心を持ったあなたは読むべき本でございます。
面白い!


<早く大人になれと言われているタダコフより>
posted by tadakov at 23:58| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

恐怖の始祖

1206orenge01.JPG


毎年のことだが年も押し詰まって取引先にお歳暮を配る。

うちの場合何軒もあるわけではないのでたいしたことはない。





いやあ、やはりというか、どうも風邪ぎみなのだ。
のどが痛い。
頭が重い。
歯茎が腫れる。

年に一度休みが近くなると体調が・・・お酒も飲めなくなるのはつらい。


さて今年読んだ本と映画のことをまとめておきたいと思うのだが、どうも時間がない。

でも今読んでる本について。
いまさらというか、『ラヴクラフト全集4』創元推理文庫の中に収録されている『狂気の山脈にて』である。

ラヴクラフト全集 (4) (創元推理文庫 (523‐4)) -
ラヴクラフト全集 (4) (創元推理文庫 (523‐4)) -


おそらく海外ミステリーやホラーを好きな人でクトゥルー神話体系を創始したH・P・ラヴクラフトの名前を知らない人はいないと思うのだが、実際に読んだことのある人は意外に少ないのじゃないだろうか?
私もその一人。
最初に言っておこう。
いやあ面白い。
そこでなぜ今さら読むことになったのかというと、先日忘年会の余興のグッズを買いに寄ったビレバンで見つけた漫画である。
『異世界の色彩』と『魔犬』田辺剛である。

異世界の色彩 ラヴクラフト傑作集<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -
異世界の色彩 ラヴクラフト傑作集<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -

魔犬 ラヴクラフト傑作集<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -
魔犬 ラヴクラフト傑作集<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -

この話もさることながら絵がねえ、ラヴクラフトの世界に合ってるのよ。

さっそく既刊の『闇に這う者』『狂気の山脈にて1』を買い、待てずに原書ラヴクラフト全集にはまっているわけなのだ。

闇に這う者 ラヴクラフト傑作集<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -
闇に這う者 ラヴクラフト傑作集<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) -

狂気の山脈にて 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) -
狂気の山脈にて 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) -


やっぱりねえ、漫画は絵なんだよねえ。

どんなにストーリーが面白くても絵が下手(というか私の体質に合わないと)ダメなのだ。

だって漫画は言葉がなくっても成立するんだから。


その意味で言うとディランの詩もあのメロディとヴォーカルがあってこその良い!であって詩だけでノーベル賞じゃない。
切り離せるものじゃないのだ。
だからあれは文学じゃないんだよ。
MUSICなんだよ。
逆に言えば選んだ人のお利口さ加減にざまあみろ、なんですけど・・・(^−^)
文学をバカにしてるし、音楽をバカにしている授与だね。

そもそもノーベル賞に音楽部門を作れよって話ですか?

脱線してしまったのですが、紹介ついでに

闇の国々 (ShoPro Books) -
闇の国々 (ShoPro Books) -


これも絵で(恐ろしくて値段は言えないのですが)買ってしまいました。
ちなみに本棚に数年前から並んでいるのですが、いまだに読破できてないのです(宝物なので子供が触らないとこに置いてます)。
一日や二日で読める本ではありません。
電話帳くらいの厚さ。


*************************


というわけで(なんだろな〜)今読んでるラヴクラフトに戻ります。
著者は1890-1937年没。
19世紀から20世紀初頭に生きた人の作品なのだ。
私はそもそも、そんな人のいわゆる怪物物語(恐怖小説)古くてダメだろうなあ、と思っていたのが大間違い。

とっても面白い。
良いものは時代を越えてというか、なんか今だから余計に面白かったりします。
この世界観が素晴らしいんだよなあ。
なんか時代小説を読んでいるような懐かしさや怖さがあります。

今の人は信じられないかもしれないけど、たった40年ほど前には、火星に火星人がいると思われていた。
2001年には『2001年宇宙の旅』が実現すると思われていた。
地球には国境などなくなり世界政府ができると思われていた。
あるいはついこの間のことだけど、石油は枯渇し『マッドマックス』の世界が到来するかもと思われていた。
確か中学の時社会の先生が「石油はなくなり、原子力や太陽エネルギーの世界になってる」と言ってました。
もちろん車はすべて電気自動車。

人間そんなに賢いものじゃないんですね。

実現できなかったことはいっぱいあるのに無くしたものはそれ以上。

これはそんな時代、まだまだ私たちが知らなかったこと、知る必要がなかった豊な時代の、不思議や冒険が詰まった素晴らしい物語でございます。

恥ずかしいけどエラリー・クインやアガサ・クリスティーを一冊も読まずに今のミステリーを語っていたようなものでした(ちなみに私すべて読破してます!ほとんどすべて忘れているけど・・・)。

キングを読んでいてこれを読んでなかったなんて、私を筆頭にバカです。


まずは私のように原書じゃなくてマンガを一冊手にしてから入るのが、入りやすいと思います。



今年一番の収穫でした。

嗚呼『狂気の山脈にて2』が待ち遠しい・・・

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2016年09月20日

後妻業

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台風16号。

久しぶりに台風らしいやつがきた。

ユーカリの木が倒れた。



夕方眠くてスタジオのソファに倒れた途端、トラノスケの声

「タケウチさ〜ん、外を見て〜夕焼けが〜」

で起こされる。




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空気が澄んでいる。




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夏は行ってしまった。




『後妻業』黒川博行 文芸春秋

映画を見る前に積んであった文庫を手にとった。
去年から『疫病神』の二宮・桑原コンビではまっている。
ただあまりに灰汁が強い作風で好きかどうかで評価も分かれるかもしれない。
特にこの全編大阪弁・・・これがなかなか。
共感できるような登場人物は、誰一人いないが、あるだろうな〜と思わせるのだ。
怖くて面白い。
映画の方も個性的なメンツがそろっている。
この小説をどんな風に料理したのかとても楽しみなのだ。

(85点)









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2016年09月12日

ミスターメルセデス

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夏のお疲れさま会ということで

久しぶりにスタジオでBBQ。

買い出しはハマレンに頼む。

焼きはケイタとユメ。

千代さんは、🍙と焼きそば。

みんな疲れがたまっているのか、割とおとなしく食事してお開き。

参加者はバイトのモモコも加わって14名。


ミスター・メルセデス 上 -
ミスター・メルセデス 上 -


『ミスターメルセデス 上・下 』スティーブン・キング 文芸春秋

エドガー賞受賞のキング初の探偵もの、と言っても、そこはそれいつものキング節なんだが、何か物足りない。
過剰な期待を持ってしまう方が悪いのか、なんか丸くなったみたいで・・・
前回の長編『ドクタースリープ』が『シャイニング』続編ということで期待を裏切られ・・・それと比べれば、また三部作のプロローグと考えれば及第点でしょうか?
ミステリーとしては、かなり普通の出来です。

(80点)
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2016年09月07日

日々の写真

0907uzumaki01.JPG



小さな13号台風は沖を通っていったらしい。

お昼久しぶりにうずまき舎へ。

張ってくれたタープの下で千代さんのおにぎりと卵焼きを食べ、コーヒーを飲みながらキングの『ミスター メルセデス』を読む。

気温は高かったが涼しく気持ちよい風が吹いていた。

あっという間に過ぎていった8月。

日々に追われて過去最速だった。


こんなに写真を撮らなかったのも記憶にない。



ジョイランド (文春文庫) -
ジョイランド (文春文庫) -



『ジョイランド』スティーブン・キング

数日前例によって娘が夏休みの読書感想文を徹夜で仕上げたらしい。
本はなんとカフカの『変身』。
え〜、なんで?って訊くと短いお話しだから・・・(^_^i)
「お父さん、読んだことがあるの?」
と訊かれて、う〜ん、覚えているのは朝起きたらでっかい毒虫になってたという、だれでも知ってる部分だけののだ。
じゃあ面白かったか?
確か、面白いとか、面白くないとかいう話じゃなかったということぐらい。
もちろんラスト、どうなったかなんて記憶にない。
本好きなのにまったく読んだものを覚えてない。
そういう人間なのだ。
もちろん感想文などは大の苦手。
娘のことを怒る資格はない。

さてこのキングの新作。
ひと月あまり前に読了したのだが、もうちゃんと説明できない。
キング初心者はどう思うかしらないが、まあ普通、普通に面白い。
期待をすれば肩透かしを喰らわされるが、そうでなければ『スタンド・バイ・ミー』の気分を少し味わえるか、くらい。
キングを長年読んできた読者からすれば、辛い評価をしてしまう作品でした。
まあしかし依然創作意欲が衰えないとこは、相変わらず凄いなあ、と感心せざるを得ません。

(70点)



posted by tadakov at 23:58| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月19日

I AM A

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雨でもたくさんのお客さんが来ます。
夏が始まっている。

土曜は香川からノブ艦長家族が来る。
この間小学校に入ったと思った娘が小6、月日の経つのはいやはや・・・

面白いと思った映画は例によって漫画原作。
それで原作の方を読んでみた。
『アイアムアヒーロー 1〜8』花沢健吾 小学館
ちょうど8巻分が映画化されている分。
amazonの書評で絵が下手とか、ストーリーが進まないとか書いてたやつがいただ、どうかしている。これほど単純な物語りを考えられたカットをつないで見せていく漫画はなかなかないでしょ?
最近漫画から遠ざかっていたので余計に新鮮。
面白かった。
単行本のジャケットのカットいいねえ。
ポスターにしたいくらい。
反対に映画がよくなかったとを実感。
原作先に読んでたら60点以下だった。
逆にこの漫画をきちっと映画化すれば、ゾンビ映画の金字塔になってもおかしくなかっただろう。
漫画は8巻までで100点。


夜、雷が凄い。
PCを一旦シャットダウン。
posted by tadakov at 23:32| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月18日

疫病神

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ブログを大分休んでいたので読んだ本の感想も書き忘れている。
かと言ってもともと作文がとても苦手。
感想も面白いかそうでないか、としか書けない(^−^i)
書くとしたら10行くらいで1日は必要だ。

ただその評価には自身があるのだが・・・困ったもんだ。

ただ文章が書けないから写真をやっているのかもしれない。


『月世界小説』牧野修 早川書房
久々のSF。
前半面白いのだが、途中からよく分からなくなってくる。
「sFが読みたい!2016年度版」ベストSF国内部門で第2位。
一昨年あたりから評価の高い『皆勤の徒』という作品も何度も挑戦して途中で挫折している。
なんか落ち着いて読む間がないのだ。
ただこの本は割と数日で読めたことは確か。
(70点)

『疫病神』黒川博行 角川文庫
前から気になってはいるんだが、手に出来ない作家がいる。
著者も其の中の一人。
これは本屋さんによるところが大きい。
同じ本を売っていてもその並べ方で買う買わないは大きく変わってくるものだ。
これは面白かった。
久々に一気読み。
俗に言う巻き込まれ型のストーリー。
出てくる役者たちが濃くて私好み。
主人公とヤクザのコンビも最高。
続けて第2作も読みたい。
(88点)






車には全く興味が無い・・・とは言いながら買わなければならないとしたら
それなりに選ばなければならない。
今まで乗っていた車は大変気に入っていた。
乗り心地は悪い。
燃費は良くない。
その割にパワーがあるわけでもない。
しかしスタイルが気に入っていたのだ。
個性があった。
もうそろそろ170000キロだったが、あと100000キロくらい乗るつもりだった。
しかし後ろから突っ込まれて大破。
怪我が無くって不幸中の幸いだったが、車とはお別れとなった。

さて車は決まった。
ほとんど走っているのを見たことない。

あとは色だ。



posted by tadakov at 23:58| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

竜の便り

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一昨日から首背中の痛み

腕から脚まで

全て左側。


やっぱり来たのか

病院に行き

夕方、ミチエ〜ルに言われて初ソフン。


まわらなかった首が動き出す。

骨が出ていたらしい。



男池のおばあちゃんから連絡あり。

若葉華やぐ。




『黒百合』多島斗志之 創元推理文庫

読んでいた本が行方不明になり一度読みかけて積んであった本を手に取る。
20年以上ぶりに著者の本を読んだ。
3人の少年少女のひと夏とその父親たちのドイツでの出来事が繋がる。
読ませる、相変わらず上手い。
(80点)

posted by tadakov at 23:58| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

不思議なことは一つも無い

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読書の楽しみはどこにあるか?
もちろん本を読んでいるときは、楽しいので(けっこう苦しかったりする)あるが
何を読んだら良いか、選んでいる(迷っている)ときの方が楽しかったりする。

でもけっこう読みたい本って勢いやタイミングも大事で
買って積んでおくと結局読めなかったり
今は読みたくないみたいになって後回しや
積んでおくために買う本があったり・・・

私の場合けっこう勢いや自分がそれを読んだりする「旬」のようなものがある。


去年はそんなことでミステリーよりホラーや実話怪談をけっこう読んだ。
そして去年夏買ってあって積んでいた『山怪』田中康弘 山と渓谷社をまた手に取っている。

副題は「山人が語る不思議な話」となっていて、神隠し大蛇の話やキツネに化かされた話等が出ている。
私は実はそんな話が大好きでUFOの話や幽霊も(^−^)・・・
ただそう信じないだけである。
何かが起こる→不思議→幽霊、キツネ、UFOなんて短絡的に結びつけるのが嫌なだけである。
あることがあってそれを不思議(奇跡)と簡単に結論つけてしまうのはミステリー好きではなくなってしまうのだ。
合理的な説明が欲しい。
合理的な説明ができないから「いる」「ある」は、いやなのである。
存在証明が欲しいのだ。
まず「不思議なことは何もない」というスタンスでなければ、ミステリーは楽しめないのだ。
この本の中にもいろいろ説明のつくことが出てくる。
実は「怪」とは言えないが、「怪」と思ってしまう人間がいるそれが面白い。

シーラカンスはいるはずだ・・・ではなく現実に存在している。
同じように「ネッシーはいるはずだ」ではなく出てきて欲しいと思っているのは、私だけではないだろう。
誰か宇宙人を見たじゃなくて捕まえてきてほしい。
宇宙人に誘拐された人はいるというのに捕まえたという人が一人もいない。
お願いします。
せめて標本が欲しい。
なぜ「捕まえた」という人たちは、必ずいなくなったとか、それを捨ててくるとかするのだろう。
そこが一番不思議(^−^)
いたとか、見た、もちろん写真や映像なんて証拠は一番信じられないのだ。

仮にも写真をやっているものとして(^−^)

(70点)

posted by tadakov at 06:57| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする