写真倶楽部を復活しようなんて考えてて
ふと自分の古いポジフィルムをひっぱり出してきました。
これは16〜7年前、少し写真を撮り出したころのものです。
よく考えれば私の写真歴はとても浅いのです。
意識して少し撮り出したのは12〜3年くらい前からかなあ。
やっぱり最初のころは、没ポストカード写真ってところでしょうか
当分ツッコミどころ満載の自分的に懐かしい写真をアップしていきますので「ヘタだ
」「人のこと言えるか
」など、ご意見いただけたらと・・・
やらなければいけないことが、山盛り(とくにデスクワーク)の時に限って他のことをやりたくなるという・・・またそんなときに限っていろいろなアイディアや今まで悩んでいたことに突如光が射してきたり

そこで数日前に突然

したことを

よく私が
「写真作家としては、ウマイ
なんて言われたら終わり
」なんて言いますよね、そのウマイについて分かりやすい例えが浮びましたので・・・
「写真がウマイ
」って言われてどこがいけないんだ
そういうアナタ

その疑問ごもっともです。
自分が「作品」として発表した写真が、ウマイと言われた時・・・私は今ならガックリします

人は素晴らしい作品に出会った時、その作品を「ウマイ写真」なんて思わないのです。
いつも例えますが、ゴッホの作品、ピカソの絵、アラーキーの写真、まあいろいろありますが、そんな「作品」を観て「ウマイ

」なんて感想は無いですよね。
じゃあ、「ウマイ」っていうのは、何でしょう?
人はそう感じる時、何かとその目の前の写真を比べているのですね。
「これは上手い富士山の風景写真だ。」
「これは上手いスナップ写真だ。」
これは、観る側にお手本とする、あるいは基準とする写真があるということです。
すでに「見たことのある風景」と比べて「上手い」と感じているわけです。
その「写真」は、あくまで鑑賞者の想像範囲内の「上手い写真」なのですね。
もし、その写真が「唯一のもの」であるなら、鑑賞者からはそんな感想が出てくるはずはないのです。
「作品」というものは、美しいフォルム、そして新しい価値を鑑賞者に提示できなければならない。
「見たことのないもの」、「見たことのない美しさ(=醜さ)」そこからどんなふうに鑑賞者の心を揺り動かすか?
「おまえなあ

んなこと言って、そんな写真が、おいそれと撮れるのか

」
撮れないのです

だからジタバタしなければならない。
悩み、技術を学び、人としての生き方、考え方、ものの見方、そんななんやかんやまで引き受けて、その先に己の「作品」が生まれてくる・・・そういうものだと思うのです。
写真展をやる方、写真を「作品」として見せる方は、その覚悟が必要です。
少なくともそういうことを、理解した上で・・・と思うわけです。
これは、写真のレベルが云々という話でもありません。
「ウマイと言われる写真」は、残りません。
それより「上手い写真」が、いっぱいあるからです。
という「写真」は、私がいつも言っている「作品」ではないということが、分かってもらえたでしょうか

あともう一つ、鑑賞者のものの見方の未熟さによって起こる場合もあります。
日本は、何というか「鑑賞教育」みたいなものが無いような気がしますが、どうでしょう?これもとっても必要ですよね。
さて

という話をしたところで、「写真」の楽しみ方はいっぱいあるのです。
まずは、気楽に「写真が好き
」から初めてみませんか?
「ものを見る楽しさ」や「作る楽しさ」そして「表現する楽しさ」を教えていきます。
只今、「ラフダイヤモンド・フォトクラブ」会員募集中です。あっ、まだ活動内容は、きっちり決まってないですが
posted by tadakov at 23:58| 高知 ☔|
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